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初夏の棚田を走る<山梨県富士川町> [ラン旅]

気温はまだ25度を超えているだろう。

すっかり夏の陽気が続いている。

ホテルを出たのは午後5時頃。

今回、GPSを持ってくるのを忘れてしまった。

始めての土地でのRUN、記録を残さずただ走るのは虚しい。

何か記録を残したい。

そこでスマホにマラソンのアプリを入れた。

走ったコースが地図に残ることが、

ちょっとした楽しみなのだ。

インストールが終わってすぐに走ることにした。

アプリの使い方は知らないけれど、

なんとかなるだろう。

2017-06-15 10.24.33.jpg

ホテルを出て、スタートをタップした。

まずは櫛形山の方向を目指す。

富士川町は増穂町と鰍沢町が数年前に合併した小さな町。

ビジネスホテルはたったの1軒しかない。

なだらかな坂道を上る。

県道に沿った歩道を走っていると、「つり掘」という手書きの看板があった。

釣り堀もちょっとのぞいてみたいのでそちらへ。

2017-06-15 10.25.15.jpg

その後看板はなくなり、つり堀がどこかはわからなくなった。

ヤマメの釣れそうな川沿いの道を上る。

その山道ちょっと走ると、すぐに南側へ下っていた。

南東に見えるはずの富士山は雲に隠れている。

Uターンすることにした。

棚田ある北へ向かう。

午前中、高台を探していて見つけた棚田は、

甲府盆地が見渡せる。

こんな風景の中を走ると疲れは感じない。

2017-06-15 10.25.48.jpg

細い川ぞいに入ると年配の女性が犬を連れていた。

のどかな散歩コース。

ジョギングにも気持ちいけれど、

こんな田舎では走る人もいないかもしれない。

女性を怖がらせたりしないように、

にっこりと、出来るだけやさしい声を出してあいさつをする。

「こんにちは」


棚田はまだ田植えが始まったばかり。

東北では、もう終わっていたのに、

甲府盆地は遅いようだ。

2017-06-15 10.26.40.jpg

棚田周辺を一回り。

まだ30分も走っていないが、

お腹が空いたので戻ることにする。

帰りは下り坂。

ピッチが上がる。

2017-06-15 10.27.21.jpg

西日が背中にあたる。

47分は過ぎていた。

スマホを見ると、

表示はなぜかマイル

平均スピードもマイル。

ピンとこない。

まあいいか、地図は残る。


地図を見て振り返るのは楽しい。

2017-06-15 10.29.25.png

この記録は翌日のコース。

ほとんど同じだけれど、ちょっと短い。




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清水へ、二条城へ<京都市・その2> [ラン旅]

さて、今日はどこを走ろうか。

日中、仕事で足が棒になるほど歩き回ったのに、

走りたくなった。

走り始めると、不思議なことに疲れを感じない。

むしろ疲れが取れる気がする。


岩本能史さんが著書に書いていた。

足に負担がかかるのは、

1、立っていること。

2、歩くこと。

3、走ること。

という順番なのだと。

なるほど。

走っている方がずっと楽だ。


さて、京都のにぎやかな四条通りのホテルを出て、

まずは南へ。

京都は道がわかりやすい。

南下すれば五条。

そこを東に向かえば清水寺の方向だ。

午後6時過ぎ。

もう中には入れないが、

近くに行けばそれでいい。

2017-05-20 16.43.22.jpg

途中の細い道を入る。

古い町並みというほどではないけれど、

昔ながらの商店街がある。

小さな扇子屋さんが、まだ開いていた。

扇子だけの店で経営が成り立つのだろうか?

京都だからこそかもしれない。

銀座では難しいだろう。


鴨川に出た。

多くの車が行き交う黄昏時。


清水寺の方向から歩いて来る和服姿の観光客。

その観光客が喜びそうな情緒ある町並み。

全国に「小京都」と呼ばれる場所がある。

でも、所詮は小京都であって、京都にはなれない。

京都はさすが京都だと思う。

2017-05-20 16.58.00.jpg

坂を上り、清水の入り口へ。

中国人らしい観光客が大勢いた。

日本人はそんな格好しないもの。

2017-05-20 16.44.13.jpg

振り返れば京都の夕暮れ。


祇園周辺は混雑で歩きづらいので、

いったん鴨川に出た。

今日の最高気温は28度だったとか。

2日前より川べりに人が多い。

2017-05-20 16.45.03.jpg

オレンジ色の雲がまだ見える。

この空を背景に二条城写真が撮れないかな。

ちょっとペースを上げる。

四条周辺は混雑しているので、

そのまま三条へ。

道幅も、歩道も広く走りやすい。


すっかり暗くなってきた。

あと1ブロックで二条城。

ライトアップされている真っ白な壁が見えた。

皇居を思い出した。

空を見上げると、

残念ながらオレンジ色の雲はもう見えない。

群青色に染まっている。

2017-05-20 16.45.47.jpg

周囲を走る。

私のような年配者や若者も走っている。

やはり二条城の外回りは信号もなく走りやすいのだろう。

東京なら皇居。

福岡なら大濠公園。

京都なら二条城。

距離はどれくらいなのだろう。


そういえば、京都は高校駅伝や、県別対抗駅伝とか、

すごく強かったような。

こんな風に走りやすい環境のせいかもしれない。

明日は最終日。

もう京都の街を走れない。

そう思うとちょっと寂しくなった。

京都1.jpg

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鴨川沿いと祇園を走る<京都市> [ラン旅]

夕方、小雨が降ってきた。

夜にかけて本降りになるという。

でも、このくらいの雨ならランナーにとっては、むしろ歓迎だ。

ほてった体を適度に冷やしてくれる。

喉の渇きも感じないですむ。

2017-05-20 16.40.06.jpg

5月のGW明け。

急に気温が高くなり、

前日、東京の最高気温は29度まで上がった。


ここ京都も半袖シャツの人が目につく。

今回の仕事では、雨はあまりうれしくない。

ならば、仕事は明日から頑張って、今は走ってしまえ。


四条通りに面したホテルを飛び出し、

鴨川めがけて走り出した。

京都でも特ににぎわう大通り。

歩道が広くて走りやすい。

1kmほどで河原町。

そして鴨川にかかる四条大橋に出た。

まだ、外で一杯やるには早いのか、

テラスに客は少ない。

いや、やはり小雨のせいだろう。

2017-05-20 16.40.35.jpg

清流を右手に見て川沿いの遊歩道を上流に向かう。

意外に走っている人の姿はほとんど見ない。

こんな素晴らしいランニングコースなのに。

30分、約5kmほどで下鴨神社手前の鴨川大橋に着いた。

鴨川デルタと呼ばれる地元の人の憩いの場所だ。

川を離れて京都御所に向かう。

2017-05-20 16.40.57.jpg

京都御所。

人影はほとんどない。

ザッザッザッ。

だだっ広い場所に、

小さい砂利を踏む自分の足音だけが響く。

散歩の人が少しいるだけで人影は少ない。

御所内にきれいなトイレがあった。

用はないけど中を見てみたい。

さすが、御所内の公衆トイレだと思った。


南に抜けて、風情のある商店街や和菓子店の前を走る。

あっという間に四条通に戻ってきた。

八坂神社や祇園をゆっくり駆けながら探索した。

2017-05-20 16.41.45.jpg

歩いたら、それなりの距離だけど、

走ってしまえば短い時間でいろいろ見られる。

観光に手っ取り早いのがランニングかもしれない。

2017-05-20 16.42.30.jpg

1時間39分で13.76km。

タイムはともかく、京都の街を走る喜びは味わえた。

11京都.jpg

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城崎から海を見に行く<兵庫県豊岡市> [ラン旅]

城崎温泉に来て3日目。

ようやく走る余裕が出来てきた。

朝食後、ちょっと休んで9時半に走り始めた。

でも、午前11時半に予定があるので、

10時50分には戻って来ないといけない。

走った後の汗は、城崎温泉の外湯で流すことにしよう。

だから走れる時間は1時間ちょっとだ。

城崎1.jpg

温泉街の中心部にある古い旅館を出発。

朝の温泉街を走っている人なんて見当たらない。

なんとも言えず爽快な気分だ。

ほどなく円山川という大きな川に出た。


ここから川沿いの国道を走って河口を目指す。

道幅が狭い上に、そこそこ車が通るので気が抜けない。

対岸の山に見えるのは山桜だろうか。

温泉街の桜はちょうど散り始めたが、

山の桜は見頃が始まったようだった。

城崎2.jpg

城崎4.jpg

円山川に2本の大きな橋が架かっている。

一本は車道。もう一本は歩行者用だ。

走りやすそうなので歩行者用で対岸に渡ることにする。

城崎3.jpg

橋を渡ると小さな集落があり、

そのまま海を目指すとほどなく浜辺に出た。

入り江になっているためか、

日本海は風がなく本当に穏やかで波の音さえ聞こえない。

城崎5.jpg

浜辺にはテントが一張り。

男性一人がタープの下で読書をしていた。

一人のキャンプも気持ち良さそうだ。

城崎6.jpg

河口から対岸を見る。

川に沿ってびっしり家並みが続いていた。

あまり見たことのない独特な風景だった。


気温は12、3度くらいだろうか。

ちょうど走りやすくて程よい汗をかいた。


走っている人の姿は見かけない。

さきほどの橋をのぞいて

道幅も歩道も狭くて走りやすいコースとはいえない。

でも、江戸川や荒川の川べりと違って、

走っていて風景が変わるので面白い。


しかし、あまりゆっくりしてはいられない。

名残惜しいが引き返すことにした。


城崎温泉街に戻ってきた。

知らない街を走る楽しさは満喫できた。

宿に戻って、すぐに外湯へ。

外湯は旅館の目の前の「一の湯」にした。


金曜日の朝のお風呂は空いていて、

じっくり浸かっていたい気分だった。


実は物価が高い伊豆長岡以来、

温泉街での仕事は避けていた。

でも、城崎温泉はさすが。

志賀直哉が気に入ったのもよくわかる。

当時の面影はないかもしれないけれど。

城崎7コース.jpg







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「海岸通」を走る<大分県津久見市> [ラン旅]

「あなたが船を選んだのは私への思いやりだったのでしょうか。

別れのテープは切れるものだと、なぜ、気づかなかったのでしょうか」

伊勢正三の名曲「海岸通」(かいがんどおり)。

そして、イルカが歌っていた「なごり雪」。

これらの曲は、伊勢正三が故郷の大分津久見市をイメージして作った曲だ。

今、津久見駅のホームには「なごり雪」が流れている。


かつて、伊勢の育った家は、

津久見港がすぐ目の前の「海岸通」にあった。

その頃の港は埋め立てられ、ホテルやスーパーが建つ。

津久見1.jpg

そのホテルの部屋からは海が見えた。
海とホテルの間にはランニングの周回コースがあり、

朝はラジオ体操、日中はウォーキングの人たちが絶えない。

部屋に帰ると「よし走ろう」そんな気持ちになってくる。

 

津久見の港は典型的な工業港。
太平洋セメントなどのプラントが並んでいる。
「海岸通」にあるような別れのテープの光景は、

おそらく見られないだろう。


ホテルを出て、津久見港を海に沿って走る。
魚市場の近くで釣りをしていたおばちゃんが二人。
アジとメバル、メジナがバケツに入っていた。
晩御飯のおかずか、明日の朝ごはんか。

夕日が港の先の山に沈んで行く。 


港はここまでにして

山側にある津久見駅に向かう。
かつて、駅の周囲にある商店街も賑わっていたのだろうか。 

こじんまりした店がいくつか灯りをつけていた。 

津久見2.jpg

気温は10度もないだろう。

3月の中旬というのに、真冬なみの寒さだった。


もし、この街で生まれ育ったら、

どんな人生を送っただろう?

旅先で、ふと、そんなこと思うことがある。


夕方、「なごり雪」が流れる駅のホームで 、

大きな荷物を抱えてホームに立つ母娘を見た。

特急列車が入ってくる。

数人の乗客が降りた後、

母が先に列車に乗った。

娘は乗り込む直前、津久見の街を振り向いた。

そして大きく2度、手を振った。

発車を告げるメロディーが流れる。


3月下旬。

もう卒業式も終わっているだろう。

進学か、就職か。

それとも父親が単身赴任で住む街に行って

一緒に暮らすのかもしれない。

彼女は津久見に別れを告げて、

どんな一歩を踏み出したのだろう。

走りながらも、ずっと気になっていた。

津久見brog.jpg



 

 

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長嶋茂雄ランニングロードを走る<静岡県伊豆の国市> [ラン旅]

長嶋茂雄ランニングロード


その名前を聞いてから、いつか走ってやろうと思っていた。
どれほどタフなコースなのだろうかと。


当時、ミスター宿泊していたのは大仁ホテル

大仁の町の高台の上にある。

大仁の街に下り、狩野川の土手を走り、

川の対岸にある城山に登っていたという。

距離では10kmくらいだろうか。

狩野川1.jpg

今回の宿は伊豆長岡温泉宿。

大仁まで5キロはあるけれど、

夕方、狩野川の土手を大仁に向かった。
傾き始めた太陽は右手に、川を左に見て走る。
散歩にもジョギングにも気持ちのいいコース。
犬を連れた人、体育会の学生などとすれ違う。

この季節の狩野川は水量が少なく、
土手から清流まではちょっと離れている。


30分ほど走ると土手が途切れた。
しばらく車道を走り、
また川沿いの道に戻る。
だいぶ暗くなってきた。
そろそろ引き返そうか。

いや、ミスターが走った辺りまでは行きたい。
川の東側には「長嶋ロード」の表示があるのだけれど、
西側には見当たらない。

ここは、ミスターの走った場所なのだろうか?
確証が持てないまま走っていると、
突然、右手に城山の入り口 が現れた。

城山入り口1.jpg

ここからミスターは山を登ったのだ。

写真付きのモニュメントもある。
でも、この暗さでは山に入る気がしない。
そのまま通り過ぎ、対岸に渡ることにした。

東側は西側より整備されていて、
「東京読売巨人軍 長嶋茂雄ランニングロード」

と書かれたものものしいモニュメントもあった。
モニュメント5−1.jpg
だいぶ暗かったけど、
走っている人もいる。
でも、これから伊豆長岡まで戻る人はいないだろうな。

ミスターがこの道を走ることは、もうないだろう。
ランニングロードはきっとモニュメントとともに、

永遠に不滅であるに違いない。 

帰り道、すっかり暗くなってしまった。

10kmていどのつもりが15kmになった。
ミスターは走った後に生ビールを飲んだだろうか?
当時は瓶ビールしかなかったかもしれない。


走ったあとは温泉、そして生ビール。
そんな想像をしながら、
真っ暗になった道をとぼとぼと走った。

伊豆の国ラン記録.jpg

 

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大濠公園を走る<福岡県福岡市> [ラン旅]

大濠公園名前は誰でも聞いたことがあるだろう。

福岡市の中心にある由緒ある公園だ。

以前の職場のすぐ近くだったけど、

当時はジョギングコースがあるなんて知らなかった。

興味がないとはそういうことなのだ。


2年前、第1回福岡マラソンを走り終え、

銭湯が開くまで、この公園で時間を潰した時のこと。

あまりに多くの人が走ってるので驚いた。

いつか、この公園を走ろう。

そう思った。


今回福岡に滞在するのはたったの1泊。

だから天神でも大濠公園よりにホテルをとった。

チェックインしたのは午後6時。

もうすっかり暗くなっている。

すぐに着替えて飛び出した。

 

昭和通りから赤坂を通って大濠公園へ。

福岡城がライトアップされているなんて知らなかった。

 福岡城1.jpg

夜になっても照明があるので、

走るのには問題ない。

しかも、1周2キロ。

200メートルごとに距離の表示がある。

福岡距離1.jpg

3月初めの寒い夜だったけれど、

走っている人はなかなか多い。

周囲は福岡市の中心。

公園の池にはビルの灯りも反射している。

なんとなく皇居にも似ている気がするけど、

皇居より道幅も広いし、人も少ないし、

ずっと走りやすい。

ビルドアップ走などペースを気にして走るには、

格好のコースと言えるだろう。 

 2017fukuoka.jpg

お腹が空いてきた。

2周でやめてホテルに向かった。


今度、福岡に来た時は、
百道浜や室見川沿いを走ると決めている。

福岡brog.jpg



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夕暮れの宍道湖を走る<島根県松江市> [ラン旅]

2月。まだまだ寒い日がつづいていた。
それだけ空気が澄んでいるとも言えるのかもしれない。
島根県の出雲と松江を結ぶローカル列車の車窓から、
遠くに富士山のような形の山が見えた。
中国地方の最高峰・大山(だいせん)に違いない。

松江の滞在はたったの一泊。
のんびりしてはいられない。
ホテルに着いて荷をほどき、すぐに走り始めた。
松江城や周囲を囲む水路、武家屋敷、宍道湖。
美しい街をできるだけ走って見てみたい。 

松江城.jpg

ホテルの裏は、ちょっとした飲屋街。
今は開店を前に眠りから覚めたような感じだ。
いくつか橋を渡るとすぐに松江城が見えてきた。
街の中心の高台にある城は
松江が初めての私にとっては格好の目印になる。

松江2.jpg
城もじっくり見物したいけど日も傾いてきた。
急ぎ足で反対側に抜けると運河に沿って武家屋敷が並んでいた。
小泉八雲の旧住居も、その一角にあった。 

突然、思い出した。
以前、仕事で「日本の風景100選 」を選ぶ作業に携わったことがある。
その100選の中に「宍道湖の夕日」があったはずだ。
こうしちゃいられない。
夕日の写真を撮らなくちゃ。
ランニングのため、持っているカメラはスマホのみ。
カメラを取り行くためペースを上げてホテルに戻った。

「秋の日はつるべ落とし
2月だってまだまだ日が暮れるのは早い。
宍道湖の湖畔に急ぐ。

湖畔についた。
夕日を遮る雲はほとんど見えない。
絶好の夕日日和だろう。
左手に弁天島のような小さな島が見える。
夕日とあの島が一緒に写った写真がガイドブックに載っていたはず。 
寒いのにカップルや学生、主婦など、
夕日を見に100人を超える人たちが集まっている。

島と夕日が重なりそうな場所まで走る。
だんだん人が増えてきた。
カメラを三脚に据えた集団もいる。
夕日を見るためにできたのだろう。
堤防のような階段もある。

持ってきたミラーレスカメラやスマホでシャッターを押す。
湖とあって、夕日は 水平線に沈むわけではない。
風はなく、鏡のように穏やかな湖面に一羽のカモが泳ぐ。

宍道湖.jpg

小島のシルエット。
オレンジ色の空。
湖面に反射する光の帯。

みんながここに集まるのもうなずける気がした。

夕日は宍道湖の対岸、出雲の方角の山に沈んで行った。

宍道湖2.jpg

誰もがすぐには帰らない。
沈んだあとの空をなごり惜しそうに眺めていた。

空はオレンジ色から、青に、群青色に刻々と変化していく。
そして星が輝き始めた。 

 

 松江brog.jpg

 (夕日の写真撮影時、GPSはoffだったようです)


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海底トンネルを走る<山口県下関市> [ラン旅]

山口県下関
これほど多様な観光スポットに恵まれた町は珍しい。
大阪や京都などの大都会は別にして、
下関は長崎や函館に匹敵するほど見所が多い町。
2017-04-09 09.21.50.jpg 
                     (火の山からみた関門海峡)
壇ノ浦の合戦や巌流島
幕末の下関戦争など数々の歴史の舞台になった関門海峡。
対岸は福岡県北九州市門司区。
狭い海の道を貨物船や豪華客船旅客船が次々と行き交う。
2017-04-09 09.23.37.jpg
               (みもすそ川公園の源平合戦の像)
 
下関駅の近くにホテルをとった。
海峡の下にある海底トンネルまでは約5キロ。
からとワーフや唐戸市場など、
観光客でにぎわうあたりを船を眺めながら走る。
山側には洋風建築の旧英国領事館や赤間神宮などが現れ飽きることはない。
 
2017-04-09 09.23.00.jpg
                     (赤間神宮)
関門トンネルが車道と人道がある。
車道の下が人道という歩行者専用のトンネルになっている。
今回の目的地はその関門トンネル人道を走ることだ。
世界でも例をみない歩行者専用の海底トンネルなのだ。
関門橋のほぼ真下にあるみもすそ川公園。
源平合戦の像や下関戦争の砲台跡が数々の歴史の舞台だったことを物語る。
地下には大型のエレベーターで降りる。
ロータリー風の休憩スペース。
門司まで続く海底トンネルの入り口だ。
ちょっと湿ったような空気に包まれる。 
2017-04-09 09.24.59.jpg 
門司を目指して走り始めた。
5分も走らないうちに山口県と福岡県の県境があった。
このトンネルは約700メートル。
しっかりトレーニングしたいランナーは何度も往復することになる。
下関、門司、それぞれのロータリーに着替えやドリンクを置いている人もいる。
ひょっとしたら世界でも珍しい恵まれたコースかもしれない。
無料の駐車場があり、
雨、風、寒さ、暑さもしのげるランニングコースなんて、
そうそうあるものじゃないだろう 
地下だから景色は楽しめないけれど、
海底を走っている妙な面白さは感じるはずだ。
何度も同じランナーやウォーキングの人とすれ違う。
2017-04-09 09.24.33.jpg
今回の旅では4日間のうち2度走った。
海底を走った妙な達成感があり、
帰り道には海峡の景色もたっぷり楽しめる。
夕暮れに対岸の門司の町が輝き始めた。
下関海響タワーのシルエットが夕日に浮かび上がった。
2017-04-09 09.22.27.jpg
 
これから当分の間、旅RUNを続けます! 
 
下関burogu.jpg 















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猛暑の第32回NAHAマラソン報告 [NAHAマラソン]

そうだった。
タイムを気にするのなら、ここに来る必要はない。
自己ベストを狙うならば、つくばや金沢に出ればいいのだ。
青空の下、夏のような日差しを感じながら熱烈な応援をうけて走る。
振り返れば南国マラソンの真骨頂だった。
ゴールを目指して走っている頃は、
ただ、暑さを呪っているだけだったけれど。
2016-12-14 22.14.01.jpg
 
天気予報の最高気温は27℃。湿度もかなり高い。
しかし、曇りのち雨というから何とかなるだろう。 
日よけのキャップは汗を吸うと重たくなる。
サングラスもやめた。
シンプルに行こう。
日焼け止めもせずにスタートした。
昨年、一昨年と違ってスターターは有名人でなないようだ。
2016-12-14 22.08.24.jpg
国道52号線を右に曲がって、すぐに国際通りを上る。
3年連続となるが、
メインストリートの真ん中を走る快感はなんとも言えない。
東京・銀座、大阪は御堂筋、福岡天神、そして那覇なら国際通りだ。
スタート直後だから上り坂も気にならない。

しかし、2kmも走ってないのに、
もう汗が噴き出してきた。
からみつくような暑さと湿気はスタミナを削ぐ。 
タイムは気にしないことにした。
このコース、この暑さで自己ベストは到底狙えない。
今できる走りをすればいい。

3kmを過ぎた。
左手に与儀小学校。 
去年、応援に来てくれたシーサーさん夫妻がいたのはこのあたり。
そう思うと誰もいないのは、ちょっと寂しい。
今年も参加の連絡をすればよかったかな。
2016-12-14 22.11.33.jpg
3度目の上りが終わった頃、
名物の音楽が聞こえてきた。
走りながら「 YMCA」をするのはNAHAマラソン名物でもある。

走り始めた直後から水は飲まずにはいられなかった。
私設エイドで小さく砕いた氷が入ったシークァーサージュース。
お代わりしたいほど美味しかった。

一緒に参加していた従兄弟の光君は私より10歳若い。
自己ベストも私より17分速い3時間41分。
同じDブロックでスタートした。
「ゆっくり走る」と言って、すぐに離れた。
2016-12-14 22.35.52.jpg
市街地を抜け南部に入るとサトウキビ畑の中を行く。
エイドで絞ったばかりのサトウキビジュースの提供もある。
3度も出ていると、どこでどんなエイドがあるかもわかってくる。

今回、ゼリーは持たなかった。
糖分は私設エイドでお世話になろうと思ったからだ。
NAHAは沿道の人たちが食べ物やジュース、かちわり氷などを提供してくれる。
沿道にズラリ並んだ応援の人たちが、
それぞれエイドの品を持っていてくれるのがNAHA名物。
おそらく沿道の人の数では東京、大阪に次いで3番目だろう。
でも、熱い応援という点では日本一ではないかと思う。
ゼリーなどは持たないですむ分、
荷物は軽くなる。 
 
10km。1時間4分。
それほど悪くもない。
4時間30分は切れるかもしれない。
いくらタイムは気にしないと言っても、
やはり最低限のタイムは残したい。

平和祈念公園に入る。ちょうど中間点は公園内にある。
ここは私たちが決して忘れてならない場所。
走りながら手をあわせる。 
今、目の前に見えるのは、 
熱い応援と、はじけるような笑顔。
沖縄の人の思いが集まっている気がした。
もう3年もNAHAマラソンを走り続けているのは、
この場所を走りたいからかもしれない。 
 
エイドにもらったトマト丸1個。
しかも大きい。
今回は残さずしっかり食べた。
タイムを気にしなければ、じっくり味わえる。
中間点は2時間15分で通過。
ちょうど4時間30分ペース。 
 
NAHAマラソンは参加者が約3万人。
その割には狭いコースも多く、堂々と真ん中を歩く人が増えると、
走りづらい。
 2016-12-14 22.13.09.jpg
祈念公園の次は、ひめゆりの前にある、
沖縄そばのエイドだ。
こちらは進みながら順番が決まっている。 
1、手前で割り箸受け取り、
2、次にそばを受け取り、
3、食べる
4、ゴミ袋が待っている。
という流れで、ごちそうさま。 
 
雨が降る気配はなかった。
それどころか曇りもしない。
今も見上げれば広がっているのは青い空。
夏の日差しはしばらく続きそうだ。
  2016-12-14 22.35.04.jpg
25キロを過ぎの下りでは眼下に南シナ海が広がる。
その先には慶良間諸島。
ペースはキロ6分くらいだろうか。
あまり気にはしなかった。
でも、遅ければそれだけ長く走ることになる。
さっさとゴールしてしまいたい。
 
時々、倒れた人がいて、
何人かが囲んでいた場面を見たし、
救急車の音も何度か聞いた。
2016-12-04 18.12.48.jpg 
走りながら、かちわり氷を持っている人を探す。
飲み物も、氷が入っていそうな私設エイドを探した。
大きなエイドでは、バケツから柄杓でコップに水を注いでいる。
そんな場所の水はほぼ常温で美味しくない。 
袋に入ったかち割りの氷をもらい、
しばらくは首にあてる。
冷えてない飲み物をもらったときに、コップに入れて飲んだ。 
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去年、水だと思って飲もうとしたら牛丼だったというエイド。
そう、吉野家の前にある。
今回は写真だけ撮らせてもらった。
 
歩きたい。
マラソンを走っている時、いつも思うことだけれど、
今回は特に歩きたかった。
これまでフルマラソンで歩いたのはたった1度。
1番最初のレース、館山若潮のときだった。
もう4時間30分も難しいし、
タイムは気にしなくたっていいはず。
歩いてしまおうか?
いや、一度歩くと癖になるのではないか? 
30kmを過ぎると、ずっとそんなことを考えるようになった。
歩きたい気持ち。
それを我慢しようとする気持ち。
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糸満の商店街を抜けた頃だったろうか。 
後ろから、足音が聞こえてきた。
タ、タ、タ、タ、タ・・・
小刻みで、メトロノームのように正確なリズムを刻んでいる。
音に合わせて走ってみる。
ちょっと楽になった気がした。
同年代くらいの女性の足音だった。
しばらく音が聞こえる距離を保って走った。 
 
あと5km。
空港の表示が見えてくるとゴールも近い。 
ここからの1kmがなかなか減らないけれど。
歩かないですむはずだ。
 
沿道の私設エイドで氷水をもらう。
私設エイドはコップの捨て場所に困ることが多いが、
10mほど先にゴミ袋を持っているお兄さんがいた。
「冷たくて美味しかった」お礼を言ってコップを捨てた。
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大きな信号を左に折れるといよいよ競技場が見えてきた。
いたいた。
赤いTシャツを着た丸坊主の高校生たち。
県内の高校球児たちが、応援や会場内のボランティアをしているのだ。
威勢のいい大きな声で応援してくれる。
「ありがとう」言いながら、ハイタッチを繰り返す。 
しばしの間、疲れを忘れる。
競技場のトラックに入った。
あと半周でいよいよゴールだ。
 
もう4時間30分は過ぎている。
始まる前は想像しなかったような遅いタイムになった。
苦しかったけど完走だ。 
ガッツポーズしたって許されるはず。
両手を広げた。


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4時間37分54秒、グロスでは4時間39分45秒。
 順位はちょうど2,400位。
 琉球ガラスのメダルをかけてもらった。
メダルは何度もらっても、その瞬間はちょっと嬉しい。 
 
空を見上げると、ようやく太陽に雲がかかり始めていた。

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翌日の新聞によると、当日の最高気温は28.2℃
12月の沖縄で28℃を記録したのは102年ぶり。
完走率は53.2%という低さだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 












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